妖怪コンビニで、バイトはじめました。

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刊行日 2021/02/20 | 掲載終了日 2021/02/08

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内容紹介


コンビニなのに薄暗い。

月夜のようなその店に集うのは、風変わりなお客さん。


そんなコンビニに、なにげなく入った少年イズミ。  

イズミは、霊感が強く、幽霊や妖怪が見える。

そのコンビニは、幽霊や妖怪専用のコンビニだった。


イズミは、なぜかそこの店長に気に入られてバイトをすることになる。

ユニークな妖怪や幽霊が訪れて、バイト生活を楽しんだ。


ある日、死んだばかりの美少年の幽霊が入ってきた。

美少年の名は、タカジュン。アイドル志望でダンスが得意だった。

タカジュンは、生きる希望をなくした少女と一緒にパフォーマンスを演じたところ、店内は大変盛り上がる。


そんな中、タカジュンの葬儀が行われることになり、イズミも出席することになる。

タカジュンは、自分の葬儀をながめていたところ、重大なことに気がついた … …。  


面白く読めて、読者に様々な生きるヒントを感じさせる物語。



コンビニなのに薄暗い。

月夜のようなその店に集うのは、風変わりなお客さん。


そんなコンビニに、なにげなく入った少年イズミ。  

イズミは、霊感が強く、幽霊や妖怪が見える。

そのコンビニは、幽霊や妖怪専用のコンビニだった。


イズミは、なぜかそこの店長に気に入られてバイトをすることになる。

ユニークな妖怪や幽霊が訪れて、バイト生活を楽しんだ。


ある日、死んだばかりの美...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784751530337
本体価格 ¥1,400 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

タカジュンくんも、コアさんも、ホントは寂しいのに強がりばっかり言ってきちゃった人で、家族の愛をあまり感じないで生きてきたから、父親と二人暮らしが長いイズミくんは何とも言えない共感を感じてしまったのでしょうね。

 コンビニのシバ店長も、サバク先輩も、いい人ですよ。それにコンビニにやってくるお客さんたちがとても個性的で、これまたいい人達ばかり。人は見かけじゃ分からないのと同じで、妖怪や幽霊も見かけだけじゃわからない(笑)

 生きていくのが辛いなぁって思っている人は大勢いるだろうけど、そんな人にツキヨコンビニが勧める「心残り解消ツアー」ってとっても効果的だと思うなぁ。自分が何かやり残していることはないかって確認作業をする内に、自分の本当の問題が見えてくるような気がします。

 普通の人には、その存在すら見えないというツキヨコンビニですけど、一度行ってみて、いろんなお客さんが買い物をしている所を見てみたいなぁ!

 とっても楽しい本でした。

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主人公のイズミは、父子家庭……父親と上手く役割分担をしながら平穏に暮らしてきた。そこへ突然「お父さんの彼女」もしかしたら新しいお母さんになるかもしれないメイカさんが登場する。
霊や、不思議な存在を感じる事ができるイズミは、メイカが純粋な心を持つ人だとわかりつつも、新しい関係についてゆけない。
そんな中、妖怪や霊が利用するコンビニへと迷い込み、ひょんな事からバイトをすることになってしまう。
妖怪や、そこに迷い込んだホラー系Youtuberの少女コアとのやり取りの中から、他者との関わり、それまで「自分はこんな人間だ」と思い込んでいた事に気付いてゆく。
少し大人びた現代っ子の気持ちを表現しつつ、「こんな居場所があったらいいな」が形になっている。
本作ではイズミが妖怪や幽霊、あがいている人間との関わりからこれまでの自分に少し気づくところまで。
父さんとメイカとの関係は? 妖怪コンビニでのバイトは? コアとの展開はあるのか?
続きが気になってしょうがない。

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一人に慣れてしまった主人公が、コンビニバイトで出会う人たちとふれあうお話。
どの登場人物の気持ちもわかるところが、個人的にこの物語の魅力だなと思いました。
「一人は楽しい」「静かなのはいい」と言っていた主人公が意外と他人に目をかけたりする熱い性格なのもいいと思いました。

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少し霊感があり父子家庭で育ち一人で居るのが苦にならない少年イズミ
ある日薄暗く一風変わったコンビニを見つけ入ってみると・・・
と言うお話
何の因果か幽霊、妖怪専門のコンビニで働く事になったイズミはそこで出会った幽霊、人間と触れ合うなかで色んな人生を発見する
登場人物が愉快でメリハリがあり楽しめる作品でした

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父と二人静かに暮らしてきたイズミは、父の再婚による環境の変化に戸惑う日々。
 そんな折、なぜか入ってしまった人外や妖怪専門のコンビニで、イズミが幽霊や人外が見えることでバイトにスカウトされる。仕事に励むうちにそこで出会ったコア(ホラー系動画投稿少女)とアイドル系美少年タカジュンとに関わることで、生死について考えることとなる。

 コアの苦しみ、タカジュンの叶わなかった憧れ、彼らにきちんと向き合うことで、徐々にコアもタカジュンも気づきを得る。
 死んだほうがマシと思うコアがタカジュンのことばで目を覚ます瞬間は、熱いものが込み上げる。茫然自失、現状打破、うねる心を収め、前を向く気力を得たコアの次のアクションは見事なばかりに早かった。
 イズミの逡巡もどうやら着地点を見つけたようだ。コアもイズミも親の人生に思いを致すほどに成長できたことが眩しい。迷いながらも、苦しみながらも、自分を生きていくこと。そして、やりたいことをやりきろうとわたしも背中を押されました。

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人の核がみえるせいで、他人と適度な距離をとりつつ、特にトラブルもなく、特別親しくなるわけでもなく、常に省エネ仕様でいたイズミが、ある日、偶然迷いこんでしまった妖怪コンビニ。
そこで問題を解決したことで、対応能力をかわれバイトをするようになる。
…というのも、父子家庭で気儘に過ごしつつうまくいっていると思っていたのに、お父さんの彼女が急激に新しいお母さんになり、その眩しいくらいの明るさについていけないけど、不満も漏らせない…そんなもやもやを抱えたイズミは自分の居場所が欲しかった。
バイトを通して出会う、コアさんやタカジュンくん、様々な妖怪たちによって、今まで知らなかった自分の良さや新たな部分を自覚し、少しずつ成長していくイズミ。
家族以外の人(妖怪も)との関わりの素敵さが表現されてて面白かったです。
コアさんもタカジュンくんも家族に愛されてなかったわけじゃないけど、うまく伝わってなくて寂しい気持ちを抱えて過ごしていたんだ…、と考えるとなんだかやるせない気持ちになってしまいます。
愛情も大切に思う気持ちも伝わらなければ意味がなく、伝える努力も大事だなぁ、と感じました。

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主人公イズミは、不思議な能力を持っている少年。

人と人ならぬものを分けているのは、生きているかどうかだけだと、それなら軽くその垣根を越えても楽しく過ごせるのではないか?と一瞬思いかけさせられるところに、筆者があけた大きな穴。

そう見える?ならばクリアしなきゃならない課題があるんだよと。それに向き合うことがつまりは、自分の生きてきた世界との対峙であり、周囲の人達にもそれぞれの世界があることを知ることにつながる。その多角的な世界の一端に自分がいて、それも端っこじゃなくてお互いが大切だと思うゆえに出てきた面をきっちり見つめるべきだとイズミは知っていく。

いわゆる思春期の自己形成を描いたものだけれども、身近でファンタジーで優しい世界が心に響く。

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