キッチン・セラピー

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刊行日 2023/07/10 | 掲載終了日 2023/07/09

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内容紹介

『レペゼン母』の著者が送る、温かくて美味しい物語。

「台所は人を癒す場所」。

森の中にある町田診療所は、訪れる人の「くすり」になる料理を一緒につくるキッチン。決断する力を失い人生に迷う大学院生はカレーを、子育てに自分を奪われて好きだったものを忘れてしまった母親はパフェを、友人とのライフステージの変化に思い悩む女性医師は肉を。不思議なオーラを纏う診療所の主、モネに導かれて料理を作る中で、彼らは本当の自分を取り戻していく。

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著者/宇野 碧(うの・あおい)
1983年神戸生まれ。大阪外国語大学外国語学部卒。放浪生活を経て、現在は和歌山県在住。2022年、『レペゼン母』で第16回小説現代長編新人賞を受賞しデビュー。旅、本、食を愛する。

『レペゼン母』の著者が送る、温かくて美味しい物語。

「台所は人を癒す場所」。

森の中にある町田診療所は、訪れる人の「くすり」になる料理を一緒につくるキッチン。決断する力を失い人生に迷う大学院生はカレーを、子育てに自分を奪われて好きだったものを忘れてしまった母親はパフェを、友人とのライフステージの変化に思い悩む女性医師は肉を。不思議なオーラを纏う診療所の主、モネに導かれて料理を作る中で、彼らは本当の自分...


出版社からの備考・コメント

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方

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おすすめコメント


《 担当編集者より 》

『レペゼン母』でデビューした宇野碧さんの二作目のテーマは「食」。日々の生活の忙しさに追われる中でついおろそかにしてしまいがちですよね。本作はそんな方にこそ読んでほしい一冊。
登場人物は迷い、戸惑いながらも「自分のためのひと皿」を作り上げます。誰かが作ったものではなく、自分が自分のために作った食事にこそ癒しがある。自分を思いやる大切さを思い出させてくれる作品です。
読んだ方も、自分のためのひと皿を見つけられますように。



《 担当編集者より 》

『レペゼン母』でデビューした宇野碧さんの二作目のテーマは「食」。日々の生活の忙しさに追われる中でついおろそかにしてしまいがちですよね。本作はそんな方にこそ読んでほしい一冊。
登場人物は迷い、戸惑いながらも「自分のためのひと皿」を作り上げます。誰かが作ったものではなく、自分が自分のために作った食事にこそ癒しがある。自分を思いやる大切さを思い出させてくれる作品です。
読んだ方も、自分...


販促プラン

読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューを投稿ください!
著者・担当編集ともに楽しみにお待ちしております。

発売前作品のため、ネタバレや、読書メーターやブクログなどNetGalley以外の外部書評サイトで発売前にレビューを投稿することはお控えください。
ご協力の程、何卒宜しくお願い致します。

★★★★★

作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 販売部>まで直接お問合せをお願い致します。

★★


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出版情報

ISBN 9784065318072
本体価格 ¥1,700 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

最近増えてきた「ほのぼのいい話」系。深夜配信系ドラマの原作にピッタリの作品だ。
訪れる人の薬になる料理を一緒に作るセラピークリニック。友人との関係に悩む人は変わった食材でカレーを作ったり、家族に悩む人はパフェを作ったり、仕事に悩む人はジビエ料理。そしてバラバラのそれぞれのストーリーはラストにはきちんと一つに収束していく。ここはなかなかに見事で気持ちいい。
最近つくづく思うのは、料理はけっこう楽しいってこと。ネットのレシピサイトを色々見るが、最終的には自分の感覚を信じて自分の配分と分量で作る。これがけっこう楽しい。再現性を求めるならばきちんと分量を量るべきだが、普段使いの料理ならば目分量の方が楽しい。それがセラピーにもつながる。
いやあ、非常に読後感のいい作品だった。前作を読まねばならぬと決意。

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自分の為に作る、自分の料理。
いつしか人の為に作る。人の好きなものを作る。などばかりで、自分の為に作るなんて贅沢?のような気がしてしまっていました。二人目の主人公と同じですね。
不思議な空間の中で、料理をしながら癒されていく、この静かな物語。読みながら自分も普段の疲れから解放されていく感覚になりました。
「話したい人がいるから、その言葉を覚える。」、「死ぬことを決めて実行する。意志が強い」みたいな言葉が印象的でした。

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タイトル、装丁が優しいイメージがあったので、やわらかいお話だと思いながら読みました。
でも、そんなことはなく、かなり辛くきびしいお話でした。
セラピーですから、当たり前かもしれないけど。
みんな追い詰められてる描写が読んでいて辛かったです。
見た目で安易に読んだ私には覚悟が足りませんでした。
最後まで読んで、やっと良かった〜と胸を撫で下ろしましたが。
覚悟決めて、読むことをオススメします。

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「台所は人を癒す場所」。
というのは本当にそうだと思う。
私の父が突然亡くなり、母は茫然自失だったけど、自分ひとりのための料理のために
台所に立つ時間を重ねることで、生きる意味を見いだしていったのを間近で感じたことがあるから。
この「キッチン・セラピー」の各章の主人公がモネと料理をしたり、過ごすことによって
人間らしい生活を取り戻していく様が実に清々しく、そこに至る過程が丁寧に描かれていて
自分も立ち止まりたくなった時、全てを投げ出したくなったときに「町田診療所」があれば
絶対に行きたいと思える温かな場所!

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食べられるということは生きられること。食べることを通して生き直す、生きるエネルギーを培う。その情報が、必要な人に届くこと。抱える悩みは些細だとしても、重さは人それぞれで、押しつぶされてしまう人もいる中で、自分を取り戻すことができる人たち。寂しくもあたたかくなりました。

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薬をいっしょに作るキッチン
町田診療所に訪れたのは、
人生の迷子になった北原巧己
仕事と子育てに奮闘する坂東眞琴
激務の内科医師島田ましろ。

その人にとって、特別な料理を共に作ることで、
悩みやストレスの原因に向き合う。

診療所の主、町田モネにも、つらい過去が…。

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巷で大人気の美味しいお料理を食べて、心にじんわり染みて、明日を生きる活力が出る、そんな作品だと思った。が、一話目を読んで一筋縄では行かない作品だ、と思った。町田モネと名のるセラピスト、なんとも得体の知れない人物だ。なのに、魔法のように悩みを抱えた人々の心の奥底を見通して、思いもよらない行動に出る。自分の思いのままに生きるということがままならない人々のための物語だ。
「台所はみんなが帰る場所」ということばが印象に残る。ラストまで読んだ時にそのことばがいっそう胸に染みる。

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高級住宅街を抜けた山の中にある「くすりを一緒につくる町田診療所」。たまたま知った人、教えてもらって来た人が、町田モネからあなたにあった料理という名のくすりを一緒に作る。生き方に迷子になった人、余裕がなくなりあの頃を忘れた人、自分は他より優れているのに満たされない人、妥協しないその料理は作る人の心を開く。モネがこの診療所を開いたワケは…大切な人の存在と自然のめぐみから。毎日頑張るあなた、疲れたら町田診療所へ。2月20日のお昼頃にパーティーをします。あのカレーが食べてみたい!

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表紙がとても素敵で、そこにキッチン要素がプラス…で読んでみたくなりました。
が、えっそういう事、という違う内容の本でした。
最初の冷蔵庫全部のカレーは想像がつかなくて、セラピー部分もなかなか自分について来なくて読み進められなく…
2つめでこんな事あったなぁと自分を振り返りながら、自分が好きな物って、と考え…
3つめの姉妹でホッと一息ついたのもつかの間…最後、モネの姉の過去のお話…
読後感は少し辛かった。
全ての人に幸せが来るといいな、と思える一冊。
この著者の前作は内容が全然違うという事なので、こちらも読んでみようと思いました。

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「美味しいもので癒されるお話」と思って読み始めましたが、それだけではありませんでした。

•大学院生が作るカレー
•やんちゃな男の子2人を持つワーママが作るパフェ
•猪もさばく内科医

 これら全てが最終話で溶け込んで、混じっていきます。

 町田診療所はくすりを一緒に作るキッチン。町田モネは医者ではないし、適切な答えを言ってくれるわけでもありません。でも、彼と料理をしていると自然と本来の自分を取り戻していけるのです。

 良かった、良かったと終わることがないのが宇野さんの作品なのでしょうか。最終話は読むのも辛いストーリー。それ故に響くものがありました。

 誰かに癒やされるのではなく、自分の身体に自分が本当に望んだものを取り入れていく。大切なのは「自分が本当に望んだもの」ということ。悩んでいる時って自分のこともわからなくなってしまうものなのですね。誰かのためではなく、自分のためだけに台所に立ちたくなりました。

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美味しいご飯で癒される、という単純な物語ではありません。癒されるためには、まずは痛みに向き合う必要があることを教えてくれます。
登場人物たちそれぞれが、周りの誰かのためではなく自分のために時間をつくり、自分のために「ひと皿」作り上げる、自分と向き合うための時間として料理がありました。
「言葉って、希望なんだ」そう思えるように、「言葉そのものに敬意を払」い向き合っていきたい、そう思えた一冊です。

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