かなたのif

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刊行日 2024/06/14 | 掲載終了日 2024/06/21

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内容紹介

そっか。虹のしずくは、ここにあったんだ。

友だちのいない香奈多と、友だちをなくした瑚子。中1の夏、ふたりは、秘密の場所で出会った。

瑚子がつむぐ夢渡りの黒いネコ、ドコカのお話。眠りの中で、いろいろな世界をおとずれるドコカは夢渡りのネコ。願いがかなう「虹のしずく」を探して、ひとりぼっちの誰かの前に現れる——香奈多はその物語を聞くなかで瑚子を知り、大切な友だちだと思うようになる。瑚子もまた香奈多と物語を分かち合う喜びを感じた。ある日、香奈多は信じがたい事実を同級生から突きつけられる。悩んだ末に、瑚子に会って自分の気持ちを伝えようとするが……。

物語をなぞるように重ねた「もしも」のはてで、ふたりが見つけた宝物とは――。


そっか。虹のしずくは、ここにあったんだ。

友だちのいない香奈多と、友だちをなくした瑚子。中1の夏、ふたりは、秘密の場所で出会った。

瑚子がつむぐ夢渡りの黒いネコ、ドコカのお話。眠りの中で、いろいろな世界をおとずれるドコカは夢渡りのネコ。願いがかなう「虹のしずく」を探して、ひとりぼっちの誰かの前に現れる——香奈多はその物語を聞くなかで瑚子を知り、大切な友だちだと思うようになる。瑚子もまた香奈...


出版社からの備考・コメント

校了前のデータを元に作成しております。刊行時には表現など異なる場合がございますので、ご了承ください。

校了前のデータを元に作成しております。刊行時には表現など異なる場合がございますので、ご了承ください。


おすすめコメント

ひとりぼっちが願うのは、だれかと、出会って、つながること。 心のそこから大切だと思える人と出会えたよろこび——『かなたのif』村上雅郁、最新作! 2024年6月発売予定

***作者からのメッセージ***

今回、ひさしぶりの長編です。『かなたのif』……「if」とはなんなのか。「もしも」? いや、「インターフェース」? それとも……。

ファンタジーのような、SFのような、ひと夏のガール・ミーツ・ガール。夢と現実のあわいにゆれるこの物語をどうか、楽しんでいただけると幸いです。


ひとりぼっちが願うのは、だれかと、出会って、つながること。 心のそこから大切だと思える人と出会えたよろこび——『かなたのif』村上雅郁、最新作! 2024年6月発売予定

***作者からのメッセージ***

今回、ひさしぶりの長編です。『かなたのif』……「if」とはなんなのか。「もしも」? いや、「インターフェース」? それとも……。

ファンタジーのような、SFのような、ひと夏のガール・ミーツ・ガール。...


販促プラン

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『かなたのif』のプルーフを読んで、レビュー投稿をしよう!

5/20(月)までのレビュー投稿限定企画

①レビュー投稿者全員へ特製しおりプレゼント

装画は人気イラストレーターげみさん。げみさんによるカバー絵の特製しおりを全員プレゼントいたします!

*③のご参加が条件となります。6/中旬〜下旬に発送予定

②著者サイン本を5名に!

村上雅郁さんのサインが入った紙版書籍『かなたのif』をプレゼント

*③のご参加が条件となります。6/中旬〜下旬に発送予定

③『かなたのif』応援団として、お名前掲載

書店陳列パネル、チラシなどに応援してくださるみなさまのお名前(希望名可)を掲載します。

ご希望の方は、「出版社へメッセージを届けたい方はこちら(非公開)」の欄に、「イフ応援団」と記し、掲載希望のお名前を書き添えてください。

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*③のご参加が条件となります。6/中旬〜下旬に発送予定

②著者サイン本を5名に!

村上雅郁さんのサインが入った紙版書籍『かなたのi...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784577052976
本体価格 ¥1,500 (JPY)
ページ数 320

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NetGalley会員レビュー

あるひと夏の物語。互いを大切に想う気持ちが世界さえも超えていく、更に人の生き方を読み手さえ引き込み共に考えさせていく、壮大な物語。

「空想はさ、自由だからさ」が心情の中学1年の香奈多。彼女が同様に生きる瑚子と図書館で出会ったのは、必然。〈かなた〉と〈ここ〉。名前の読みは離れているけど、心の底から大切と思い、真に結び付く者同士だから。そのやりとりの様を、表情を思い浮かべながら文字を追う。微笑みながら。

でも、2人には気付けない違和感が高まる。このまま続いて欲しいのに。とうとう、2人が〈共有〉していたこの世界が一気に崩壊する。世界のありようが、2年前に分岐した〈かなた〉と〈ここ〉という異なる世界に、2人を引き離す。何ということ。
互いの様子がわからないまま、悲しみに振り回される香奈多と瑚子。そして、ただ願うだけだったふたりが動き出す。再開の手立てを探し始める。交互に語られていくその様を、無言で応援していくしかない読み手の、なんと言うもどかしさ。

別々の道を辿る中でたどり着いた2人の気づきは同じものだった。人として大切なものは普遍だから。更に2人の生き様は、人間の可能性の、夢見る力の、そしてif〈もしも〉の力の賛歌へとなっていく。それにより、互いを互いのif〈イマジナリーフレンド〉とすることが、今までは惹かれ合う心が起こしてきたことが、今回は意志の力によって実現される。

天空に花火があがる中で、再会を果たした2人のやり取り。異なる経験を経た中でも同じ想いを伝え合う様には、ただ涙しかなかった。喜びと同時に別れの言葉だから。「自分はもういない。でも幸せだったから感謝している。だからこそこれからは、貴方が幸せになってほしい」。更に、相手に伝えたその方法まで同じ。『誰かと関係を築く』こと。

これから2人は、自ら人に歩み寄り新たな扉を開いていくだろう。このようなファンタジーでしか描けない、本当に大切な普遍なもの。それをしっかり受け取れた気がする。

最後に、ジェンダー問題や発達障害などを、人の多様性としてありのままに受け取れる、著者の温かな視線とそのスタンスに敬意を表します。

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「君の話を聞かせてくれよ」で昨年のYAの話題をさらっていった村上先生の新作長編です。
身近な人を失った時、人はどうやって立ち直っていくのでしょうか。特にそれが子供に起きたとき、彼らは一体どうやって立ち直っていけば良いのでしょうか。
本作品はファンタジーやSF要素も交えながら、子供たちが深い悲しみから立ち上がるための方法を提示してくれています。また、児童文学に平行世界の視点を吹き込んでくれる新しい作品でもあると思いました。児童文学の中でも新しいジャンルの本を読んでみたい、SFの作品を読んでみたいけれども、どれを読んだらいいかわからないと言う子供さんがいたら、ぜひこの本を手に取っていただければと思います。

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かけがえのない友達を思う気持ちが繋がったとき、奇跡が起きる。この本を読んで、「本当にそんなことがあるかもしれない」と思いました。そして、この2人のように奇跡が起こせなかったとしても、自分の大切な人が幸せに過ごしている世界があることを信じることができました。だからきっと、2人ともが存在している世界もあるはず。登場人物たちの心情や、言動からたくさんのメッセージが伝わってくるようです。猫の冒険のエピソード、どれか絵本とかになるといいな。

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少女たちの美しい友情をあますことなく描きあげた大作。

心に効く読書体験でした!

いろんな感情があふれだしてきて、あれ?泣いてるの、俺?
って具合に自分でもビックリ。

この作品が巻き起こす共感の渦が今から想像できますよ。

主人公は2人の中学1年生。

それぞれに孤独を抱えていた彼女たちの
くすんだ日常が、刹那の出会いをきっかけに、
鮮やかなまでに変わっていきます。

心が踊り、よろこびにうち震えるような
語らいの末に2人が知ったのは、
思いがけない運命の巡り合わせでした。

切なる願いがかなっていく高揚感。
そして「まさか」がもたらす衝撃。

ぜんっぶ持っていかれました。

ラストでは満たされた幸福感と、
終幕のさびしさからくる喪失感が
ない交ぜになった気持ちのまま、
呆然となるしかありませんでした。

・・・・・スゴいのが来た。

”ひと夏のガール・ミーツ・ガール”
というフレーズに、苦手な話かも?と
懸念しましたが、誤解もいいところでしたね。

夢いっぱいのストーリー。
想像力に秘められた無限の可能性。
生きる力と踏み出す勇気をくれる主人公たち。

そんなまばゆい魅力に引き込まれ、
大人でも時間を忘れて夢中になれました!

これは辛さを抱える人ほど刺さると思います。
心のすき間を埋めてくれそうだから。

一方で、自分はポジティブと思う人にも
強烈に推したくなります。
もっともっとハッピーになれそうだから。

終盤で主人公の一人が立てた誓いは、
著者の決意表明そのものでもあると感じました。

ぜひとも、末永く
この作品のような素晴らしい物語を産み出して、
子どもたちの未来を明るく、やさしく照らしてください。

(対象年齢は10歳以上かな?)

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挿画がげみさんとのことだったので読んでみました。香奈多と瑚子の不思議な経験を通して、2人だけでなく読者も忘れかけていた大切な感情に辿りつける展開がとても良かったです。女子同士の絆を描いた部分にも惹かれます。SF的要素に関しても説明がわかりやすく、SF初心者やちょっぴり不思議なお話が読みたい人にも向いている作品かなと思いました。ただ香奈多の設定がちょっぴり特殊で、読み慣れるまでに時間がかかりました。

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「ガラス越しにくぐもる蝉しぐれが、冷房の効いた教室の空気をふるわせる」
冒頭の一文で物語に引き込まれました。

何度も「そうきたか!」と思いながら、香奈多と瑚子の物語を行ったり来たりさせてもらいました。
お互いを大切な友達と思えること、自分に味方がいると思えることが、どれだけ自分にパワーを与えてくれるのでしょう。
二人の想いあう気持ちに、読みながらホロリとしました。
祐実と香奈多、横田さんと瑚子のこれからも楽しみですね。

物語も素敵なのですが、村上さんの言葉や文章の美しさを感じてほしい!

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授業中の教室の窓から夏空を見上げる「香奈多」と、放課後の教室で青空を見上げる「瑚子」空を見上げ雲を見ていたふたり。ふたりの心情が交互に語られ物語は進み秘密の場所でふたりは出会う。そこから始まるガールミーツガールの物語。

物語がとても優しく、言葉に心が洗われ宝物にしておきたい言葉や心に留めておきたい言葉をノートに書き写した。一番好きなのは遥香ちゃんの「パパが最後にくれたプレゼント」についての言葉だ。私が高校生くらいに読んだ(タイトルは忘れてしまったが)小説のなかにも同じような言葉が書かれていて、悲しいときいつもその言葉を思い返していた。でも遥香ちゃんがとてもすてきな人で、私は遥香ちゃんの言葉をこれから大切にしていきたいと思う。

この作品の感想をどう書いたらいいのか、この一週間とても悩み三回読み返した。読み返すたびに思うのは、どこか違和感を抱えるところもあるのに誰も取り残していかない物語であることの素晴らしさだ。人と出会い思いを伝えることにより、歩幅はそれぞれ違うけれど一歩進む力が与えてくれるようだった。
かなたのユニークさに個性だと言いながら、現実では大人たちの安心材料がほしくて何かと名前を付けたがる。だけど名前をつけないことにより、この物語をすんなりと受け止めることができた。

これは「かなたのif」の物語であり、「ここのif」の物語でもある。
そして読者が「虹のしずく」を探すとき「読者のif」の物語が始まり大切な人に出会うことができるのかもしれない。
小中学生だけでなく、大人にとっても宝物になる物語になるだろう。

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爽やかなそれでいて含みのある筆致に期待を高められながら、読み進めることができました。
多様な視点を重視する村上氏の作ということで、最初から意図して記述されているであろう違和感に、いろいろな想定をめぐらせながらの読書となりました。そして、思っていた予想のさらに上をいく設定には驚きを禁じ得ませんでした。こういった物語は今までなかったのではないでしょうか。
ある障がい特性をそなえているであろう主人公への作者のまなざしの優しさと確かさにほっとしました。
物語を盛り上げるために、安易にひどい状況においこんでしまうという、いわゆるよくある展開をさけ、未来へへ、希望へとつながる展開に徹したところに児童文学作家としての誠実さ、志の確かさを強く感じました。
気になった点としては、家庭教師の彼があまりにも流ちょうに事柄を分析し、説明するところでしょうか。とはいえ、情報を整理し解説していくなんらかの手立てが必要であり、その点では無理のない存在であったともいえるのでしょう。
素晴らしい作品でした。読ませていただきありがとうございました。

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物語の世界にとてつもなく魅了された。想像、夢、希望、熱い思いに震えた。どこかにあるかもしれない別の世界。その世界にわくわくした。二人の少女の世界が瑞々しく、切なく、あたたかく、これからの未来が大きく広がっていて、胸打たれる世界だった。二人ともそれぞれ自分自身に負を感じていることはあるけれど、出会いと経験を通し、助けられながらひとつひとつ決断し、成長する姿に心動かされた。そして丁寧にゆっくりと接してくれる家族や周りの人物は皆温かく、なんて素敵な世界なのだろう。
 私たちは常に何かを選択をして生きている。そしてどれを選んだとしても、そのどの選択にも世界は存在する。どれが正解か不正解とか、損得があるかないかとか、そういうことではなく、ただどの世界も存在する。ただそれ。自分にとっての心動く選択は何か、自分にとって今大事なことは何かを気づかされる。たくさんたくさん想像して欲しい、希望を描いて欲しい、たくさん見て、聞いて、感じて、思って、考えて……そうすれば、きっと多くの世界が存在し、選択が広がる。
 世界は広い、優しい、あたたかい、あなたの味方はあなたの中にも、そしてすぐそばにも、どこかにきっといるよと伝えたい物語。それは子どもだけでなく、大人にも、すべての人に伝えたいメッセージ。

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序盤は違和感の連続で戸惑うこともあるでしょう。でも大丈夫、安心して(だけど注意深く)物語を堪能してください。
喪失を体験したからこそ、強く強く願うお互いの存在。なんと言っても香奈多のことがどんどん好きになっていくし、応援したくなりました。パズルがはめられていく後半は、『?、?!、!!』の繰り返しとなり、心地よい疾走感と共にページをめくる手が止まらなくなります。

なんて美しくて、きらめいていて、胸を深く深く打つ物語だろうー。『かけがえのない大切な存在』について考えさせられる、きみに寄り添う物語。

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いつもひとりで想像の世界を楽しんでいる香奈多は、ある日、瑚子という同い年の子に出会って意気投合し、毎週金曜日に彼女に会うのが楽しみになりました。ドコカという夢渡りのネコの話や、願いが叶うという「虹のしずく」の話をしてくれる瑚子は、香奈多にとってかけがえのない大事な人になったのです。

 瑚子のことが大好きでしょうがない香奈多は、クラスメートにも彼女の話をしたのですが、わかってもらえません。

 このふたりのそれぞれの想いが交錯するストーリー展開がとても不思議で、どんどんページをめくってしまいました。

 思い続けることの大事さ、悲しいときは悲しいと言う素直さ、誰かといるから楽しいと思う幸せ。
 たとえ近くにいなくても、いつも心の中にあの人がいるということ、それが大事なのですね。

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あれ?
あれれ?
二人の視点から同じ場面が語られるのに、なんか変・・・。
同じなのに、少しだけ同じじゃない。これは、まさか、作者の間違い?
そんなわけない。
じゃあ、自分の読み間違い?
そう思いつつ読み進めていくと、少しずつ薄紙がはがれるようにわかってくる。
当たり前だと思っていた世界の構造が、揺らぐ。
人の想いは、世界さえも動かすのだろうか。
ifにこめられた作者の気持ちが、痛いほどに伝わってくる作品だった。

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序盤は、ちょっと戸惑うかもしれない。
しかし、軽い文章なので、読んでいける。
そして、中頃まできたところで、「ああ、そういうことか」と何が起こっていたかがわかる。
「何が起こっているのか」は興味深い仕掛けでワクワクさせられたけれど、この話の本筋は、この中盤以降にあるのだと思う。
少し寂しいような、切ないような話だけれど、多くの読者の心にぽっとあかりが灯ると思う。

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空想好きでいつも一人ぼっちだったかなたと友達になったここも実は一人ぼっち。
かなたの気持ちの表し方がとても素直で受け取る側が難しい時もあるけれど、そこをとてもわかりやすく表現しありとても優しい気持ちになりました。

もしも…と思うことはたくさんあるけど、その解説も物語を通してわかりやすく説明されています。

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わが娘と同じ年代の子供たちの物語の中に、少しの違和感を持ちつつ読み進めていくと、、、
「こういうことだったの・・・?!」
気づくと目のまえが滲んで、心がおおいに震えるのを感じました。
こんなのはじめて!

電車の中で読み始めましたが、後半は涙を止めることができず、
ひとりの時間に大切にそっと読み進めました。

これは読書ではありますが、デトックスのような、、、うーん、ちょっと違うなぁ、
自分という入れものを何かキラキラしたあたたかいもので満たしてもらうような
不思議な、そしてすてきな体験です。

最後は瑞々しい幸福感と、少しの喪失感を味わいながら、
どんなことがあっても生きていけると思える力を私もいただきました。

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すごくすてきな物語でした。
夢渡り、という存在にやられました。
その夢渡りの黒ネコ、ドコカが香奈多と瑚子、ふたりの少女をつないでいるように思いました。
ドコカの物語を分かち合いながら、おたがいを深く知り、関係が深まります。
香奈多から見る瑚子、瑚子から見る香奈多が、少しズレがあり、それが前半の終わりにわかるしかけとなっています。
「夢渡り」が後半の鍵にもなり、この物語の輪郭がわかってきます。
あーこういった世界が私の現実にもあるんだ、と、読後感はあたたかな気持ちになりました。
もちろんクライマックスは涙があふれてきて、自分自身の気づかなかった心の傷が救われるような、そんな気持ちにもなりました。

想像することのすばらしさ、これからの可能性。
読書っていいなあ、と思いました。
おすすめの1冊!

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村上さんの作品をこれまで読んできて、今回も楽しく読みました。クロネコの登場、そして最後の終わり方はこれまでの作品を思わせるところがあり、知ってると「むふふふ」となりました。主人公のひとり「香奈多」の一人称が「ぼく」なのも意図的なのでしょう。「ぼく」とココの関係がわかった時に、衝撃を受けますがそれもまだ物語の中盤。「もしも」の世界を行ったり来たりする展開に、わかりにくそうになりながらも、どちらの世界も違和感なく読み進めていけました。寂しく思うところもたくさんある物語だけれど、それ以上に、生きてて良かった、一緒に過ごせて良かった、と思わせてくれる作品でした。

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読み始めは「夢と現実どちらが本当?」と混乱しましたが、次第にどちらでもいい、会えるだけでしあわせという極致に達します。
2人の少女だけに留まらず、周囲の人の心情も変えていく心温まる物語。

世界は違っても会えることはある。心からそう思いました!

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どういうことなんだろう?
ページを戻りながら考えたり感じたり。
そして、主人公たちに寄り添っている自分に気づきます。

かなしいという気もちが起きるのはどうして?
それに対してのことばが、心に刺さります。

本を読み終わるのに、後ろ髪を引かれる内容でした。
まだこの世界とかかわっていたいと。

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久しぶりの村上作品。今回はどんな物語で楽しませてくれるのか。物語は2人の少女のそれぞれの視点から進んでゆくのだが、読み始めてすぐに違和感を感じる。丁寧に丁寧に読むも『?』が消える事はないのだが、大きく展開してからは『なるほど』と何度もつぶやいてしまう。タイトルの『if』の意味にも、少女達の名前にも壮大で素敵な意味が込められている事に感動する。人を想う心が、想像力が大きな奇跡を起こす。何度も涙を流しながら読んで、読了後は心地良い余韻と、心が浄化されたような清々しさを感じた。

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